地元の消費者に買っていただき、地元の生産者に作っていただき、
地元の皆様に育てていただき、感謝の気持ちを込めて。

旬の産直

生産者インタビュー:きのこ・エリンギ

中津 敏勝

出品品目:エリンギ・ヒラタケ

出品店情報
下村店・大黒田店・久居店・持川店・芸濃店・平田店
※下村店・大黒田店に関しては出荷していない日もあります。

Q.いつごろからエリンギを作り始められましたか?
先々代、先代に続いて3代目です。農業大学校を出てこの世界に入り23年目。実家がヒラタケ栽培を行っていたので父親と一緒に始めました。それから数年、時代の流れからエリンギに可能性を求めてエリンギ栽培も開始。そして約16年程前からエリンギ栽培をメインにし、現在に至っています。

Q.エリンギ作りで重要な事は、どんなとこですか?
エリンギの栽培は、まずポットにおがとコーンコブ(トウモロコシの芯を粉砕した物)に栄養剤として米糠とふすまを混ぜます。それを120度の高圧釜で殺菌し、20度位まで冷まし、その後、菌打ちを行い培養室に移します。培養室で40日間置き、菌かきを行ってから発生室に移動させます。発生室で16日位経ちますとエリンギが成長し収穫が出来ます。その間バクテリアに犯されないよう毎日、目視でチェックを行わなければ成りません。収穫後は、栽培室の清掃を行い室の乾燥を行う事も重要です。

Q.エリンギ作りで難しい事は、どういったとこですか?
少しの菌でうまく育たなくなってしまうきのこ栽培はとても難しいんです。その中でも「エリンギ」というのは本当に難しい。エリンギ栽培にはムギカワと米ぬかを使用。 農薬や肥料がないかわりに温度やバクテリアなどの菌に弱く、 高温多湿がだめ。真夏や真冬など外気が一定している時期はいいのですが、 春や秋は管理がとても難しいんです。今でも試行錯誤でやってます(笑)。

Q.エリンギ作りで大変な事は、どういったとこですか?
湿度、温度、エリンギにとってのいいころ加減を見ながらの栽培で、 微妙な加減がエリンギの出来におおきく左右するんです。 エリンギの気持ちを読み取り、いかに「彼ら」にとっていい環境作りをするかが鍵。 この環境作りには正解がないから今でも本当に苦労してます。 1年を通して今年は成功したなと思う年が今までにないくらい毎日が勝負です!

Q.中津さんのエリンギのアピールポイントはどんなところですか?
鮮度です!。 朝収穫したものを出品するのでとにかく新鮮です。 早い時だと早朝2時頃から収穫しています。午前中には直売所に並びますので、 鮮度には絶対の自信あり!菌茸類の嫌いな人にも、菌茸独特の臭みが無いので食べていただけます。

Q.エリンギの美味しい食べ方を教えて下さい。
塩コショウで焼いたものも美味しいですが、カレー・炒め物にして食べていただくのもお奨めです。おでんに入れても美味しいと評判です。 また、エリンギは1日たつと色もにおいも変わってくるので、 その日に買ったものはその日のうちに食べるかなるべく早めに食べる! これが美味しく食べるコツです。 そして、買ってきたらまず袋をあけたほうがいいですよ。 密封はよくないんです。

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